種別・分類 | とる・つくる・運ぶ(生産・運搬用具) |
アイヌ語名 | スンチ sunci |
和名 | 糸を作るための動物の腱 |
サイズ(mm) | 最大長245 7本 |
材料・材質 | 桜。1977年・二風谷・萱野茂作。 |
製作者 | 萱野茂 |
収集(製作)時期 | 1965/昭和30年代 |
収集(製作)地域 | |
説明1(使用場所・方法) | 「これは鹿の足の筋を取って干したもので、これをぬるま湯にさっとくぐらせて柔らかくしてから細く裂き、皮針に通して糸として用いました。鹿皮で作った靴をこれで縫ったり、刀の下げ帯などを修理したりしました。また、矢のつけ根をしばったりしました。戦時中物資が不足し、糸のようなものでさえも入手しにくかったとき、馬の足の筋を取っておいて糸にしたこともあります。ふつう筋のことをリッといいますが、このように干して糸にするようになったものはスンチと呼びます。(文献1-P51)」▼ |
説明2(製作方法) | 「シカの足の筋(文献2-P132)」▼「鹿の足の筋を取って干したもの(文献1-P51)」▼ |
博物館資料No. | NAH-M-19910680 |
収蔵場所 | 平取町立二風谷アイヌ文化博物館 |
文化財指定 | 国指定重要有形民俗文化財 |