種別・分類 | とる・つくる・運ぶ(生産・運搬用具) |
アイヌ語名 | イテセニ itese-ni |
和名 | ござ編み機 |
サイズ(mm) | 幅1304 高540 網み幅1255 |
材料・材質 | ござ・袋編み機/木製/編みかけ |
製作者 | 萱野茂・萱野れい子 |
収集(製作)時期 | 未確認 |
収集(製作)地域 | |
説明1(使用場所・方法) | イナウソ(模様つきのゴザ)を編む為の台、道具。イテセは編む、ニは木。▼「イテセニというのはトマ(ござ)やサラニプ(背負い袋)を編むときに使う道具で、厚さ約一・五センチ、幅六センチくらいの長い板に、V字型の刻み目を等間隔に入れただけのものです。これをイテセニチキリ(編み機の足)と呼ぶ三股の足に固定させ、刻み目の一つ一つにピッという錘り石二つに半分ずつ分けて巻いたイテセカ(編み糸)をかけ、その上にシキナ(がま草)やチポプテニペシ(木灰で煮たしなの木の皮)、あるいはかやを当てがって、一つ一つのピッを前後に振りかえてそれにからませながら、トマやサラニプやすだれを編むのです。(文献1-P56)」▼ |
説明2(製作方法) | 「足はクルミ、板はトドマツ(文献2-P123)」▼ピッはどこからも出土するが、昔のピッは現在のものよりも少し大きい。電池(単一)の重さが、昔のピッとほぼ同じ重さなので、電池を代用している人もいる。編むものにもよるが、重い方がしっかりしたものができる。 |
博物館資料No. | NAH-M-19910668 |
収蔵場所 | 平取町立二風谷アイヌ文化博物館 |
文化財指定 | 国指定重要有形民俗文化財 |