種別・分類 | とる・つくる・運ぶ(生産・運搬用具) |
アイヌ語名 | イキサカニ i-kisa-kani |
和名 | もみ錐(木工用具) |
サイズ(mm) | 長350 先75 最大径17 |
材料・材質 | えりまき・ほたて貝。1961年頃・二風谷・萱野茂作。 |
製作者 | 不明 |
収集(製作)時期 | 1935~/昭和10年代以降 |
収集(製作)地域 | 二風谷 |
説明1(使用場所・方法) | 「古い漆器を見ると、細いイキサカニ(もみ錐)で穴を開け、そこに糸を通して割れたものを修理した跡があります。昔、日本本土においては漆器は日用品として使われており豊富にあったので、そのように丁寧に修理をしてまで使ったとは考えられません。したがって、これらの美しい漆器を手に入れそれを家の宝物として大切にしていたアイヌたちの手によって、修理されたものと思われます。このことから考えても、このもみ錐というのは、かなり古くからアイヌたちによって細工用の道具として使われていたようです。おそらく和人との交易によりアイヌの手に渡ったものであろうと考えられます。(文献1-P30)」▼ |
説明2(製作方法) | 材質は不明。柄に「K」というローマ字がある。 |
博物館資料No. | NAH-M-19910695 |
収蔵場所 | 平取町立二風谷アイヌ文化博物館 |
文化財指定 | 国指定重要有形民俗文化財 |