首飾り

種別・分類 着る・装う(衣服・装身具等)
アイヌ語名 レクトゥンペ
rekut-un-pe
和名 首飾り
サイズ(mm) 長536 最大幅80
材料・材質 布/金属製/女
製作者 萱野れい子・萱野茂
収集(製作)時期 1977/昭和52年頃
収集(製作)地域 二風谷
説明1(使用場所・方法) 実際に、ペナコリの川上吉太郎の母親、平取の鹿戸まりあ、鍋沢てきたま、貝沢あんれとくが使用していた記憶がある。▼「レクトゥンペとは「レクッ=首、ウン=入る、ぺ=もの」、つまり首につけるものということで、女性用の装飾品の一つです。ふだん身につけていたものです。(文献1-P80)」▼「昭和三十年ころ亡くなられた平取町ペナコリ村の川上たみさんと、平取市街に住んでおられた鹿戸まりやさんの二人が、このレクトゥンぺをしていたのを見ましたが、それを最後にこの沙流川流域から姿を消してしまいました。(文献1-P80)」▼
説明2(製作方法) 金具は、馬道具に付いているものをはずして作った。昔のものは、大盆のチョウチンの金具を使っている。▼「木綿、木綿糸、金具(文献3-P107)」▼「黒い布で幅一・五センチくらいの紐を縫って、前の方へ三センチ角の布を下げます。その布と前の方三か所くらいに古銭とか珍しいメダルのようなものを縫いつけ、それを首に巻いてうしろで結ぶだけのもので、ふだんにつけているものでしたが、この風習はわりに早く二風谷コタン(村)から消えました。(文献1-P80)」▼
博物館資料No. NAH-M-19910658
収蔵場所 平取町立二風谷アイヌ文化博物館
文化財指定 国指定重要有形民俗文化財

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  1. チカペ(チニンニヌ
    切り伏せ刺繍をした袷の着物
  2. カパリミ
    白布の切抜文様をはりつけた木綿衣

  3. 鹿の皮で作った衣
  4. モウ
    女の肌着
  5. マタンプ
    男の鉢巻き
  6. コンチ
    頭巾
  7. アットゥクッ
    あつし帯
  8. マンタリ
    前掛け
  9. チカミコテ
    手甲
  10. サコ
    夏用の脚絆
  11. サシタビ
    刺し足袋
  12. ケリ
    鹿の皮で作った靴
  13. チェケリ
    鮭皮で作った靴
  14. ストゥケ
    ブドウヅルの皮で編んだわらじ

  15. 軟雪用かんじき
  16. チンル
    堅雪用かんじき
  17. イエオマ
    おぶい紐(育児用)
  18. キライ
    櫛(化粧用具)
  19. ラスパカ
    さびたの皮(化粧用具)

  20. 針刺し(裁縫用具)
  21. ケモヌイトサイェ
    針刺し(裁縫用具)
  22. ヌイトサイェ
    糸巻き(裁縫用具)
  23. タマサイ
    玉飾り
  24. ニンカリ
    耳飾り
  25. レクトゥンペ
    首飾り