堅雪用かんじき

種別・分類 着る・装う(衣服・装身具等)
アイヌ語名 チンル
cinru
和名 堅雪用かんじき
サイズ(mm) 長540 幅243
材料・材質 弓のみ・弓弦なし。1975年頃・二風谷・貝沢善助所有。
製作者 萱野茂・貝沢貢男
収集(製作)時期 1975/昭和50年頃
収集(製作)地域 二風谷
説明1(使用場所・方法) 「春も二月末ごろになると、雪が積もった上に雨が降り、軟らかった雪の表面だけが凍って、とても滑りやすくなります。このような堅雪の状態になったことをウカといい、ウカの上を歩くときにチンルをはきます。(文献1-P74)」▼
説明2(製作方法) 材料はコクワのつる。紐はシナ縄。▼「コクワづる、シナの皮(文献3-P183)」▼「このチンルもテシマと同じようにしてこくわづるをひょうたん形に曲げ、形を固定してから、雪と接する底の部分を両側から斜めに削って角をつけます。角ばった部分が堅雪に食いこみ、横滑りするのを防ぎます。ひょうたん形に作るのも、丸いものよりも斜面を歩くとき前後に滑りにくいためです。また、ポネウカ(骨の堅雪)といって、さらに何度も雨が降ってそれがすっかり凍りつき、厚氷がはった状態になった上を歩くときは、このチンルの底に鹿の角や木の角のようにとがらせたものをつけます。取りつける場所は、ひょうたん形のまん中のくびれた所(足をのせる両わき)に各一本ずつしばりつけます。これもまた主として春の山行きに使う道具でした。(文献1-P74)」▼「同じように男たちは炉かぎや輪かんじき、熊手などの道具を作るとき、燠まじりの熱い灰の中に木を埋めて蒸しました。蒸してから曲げると苦もなく曲げることができ、樹皮ならばあぶると裂けることなく折りたためます。(文献1-P94)」▼
博物館資料No. NAH-M-19910634
収蔵場所 平取町立二風谷アイヌ文化博物館
文化財指定 国指定重要有形民俗文化財

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  1. チカペ(チニンニヌ
    切り伏せ刺繍をした袷の着物
  2. カパリミ
    白布の切抜文様をはりつけた木綿衣

  3. 鹿の皮で作った衣
  4. モウ
    女の肌着
  5. マタンプ
    男の鉢巻き
  6. コンチ
    頭巾
  7. アットゥクッ
    あつし帯
  8. マンタリ
    前掛け
  9. チカミコテ
    手甲
  10. サコ
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  11. サシタビ
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