種別・分類 | 祈る・祝う(祭祀・儀礼用具) |
アイヌ語名 | サカエナムテプ sakae-namte-p |
和名 | 酒粥ざまし |
サイズ(mm) | 長1450 幅400 高120 |
材料・材質 | 酒造/木製舟型容器 |
製作者 | 不明 |
収集(製作)時期 | 1955~/昭和30年代 |
収集(製作)地域 | |
説明1(使用場所・方法) | 「家の外にケトウンニ(三脚)を組んで三つ耳つきの大鍋で大量のサカエ(酒を造る粥)を炊きます。できあがったサカエをこのサカエナムテプに移し、サカエカスプ(酒粥をさます杓子)でかきまぜながら、冬であれば人肌くらい、夏ならば人肌よりやや低い温度になるまで、ゆっくりゆっくり冷まします。(文献1-P234)」▼「私が六、七歳のころ、隣りの貝沢元吉さん宅の物置に、このサカエナムテプが何個も置いてありました。これを持ち出しては、中へ子供が二人で向き合って坐り、舟こぎ遊びなどした楽しい思い出があります。(文献1-P235)」▼ |
説明2(製作方法) | 材質はセン。▼「サカエナムテプの大きさは作る人や使う人の好みによって異なりますが、かつらやならなどの太い丸太を二つ割りにし、その片側を木の芯の方から浅い舟形に掘っていきます。(文献1-P235)」▼「ヤチダモ(文献2-P99)」▼ |
博物館資料No. | NAH-M-19910133 |
収蔵場所 | 平取町立二風谷アイヌ文化博物館 |
文化財指定 | 国指定重要有形民俗文化財 |