種別・分類 | 祈る・祝う(祭祀・儀礼用具) |
アイヌ語名 | キムンシラッキ kim-un-siratki |
和名 | キツネの頭の神 |
サイズ(mm) | 長290 |
材料・材質 | 失せ物探し/占い |
製作者 | 萱野茂 |
収集(製作)時期 | 1972/昭和47年前後 |
収集(製作)地域 | |
説明1(使用場所・方法) | 「この神は失せ物を捜したり、狩猟運を占ったりするものです。たとえば人が行方不明になったとき、このキムンシラッキを人間の頭の上へのせ、前の方へ美しいござを敷いてその上へぽとんと落とします。それがふつうの状態に平らになると生きているとか、反対にひっくり返った場合は死んでいるといった具合でありました。また、山へ狩りに行く場合も、あの山にするかまたこちらの山の方がよいかなどと念じながら、やはり同じようにして占います。(文献1-P282)」▼「しかしキムンシラッキは、一時の力はあるが長続きしないものだから、あまり長い間手元に置いてはいけないものだとされており、長く手元に置くと逆に運が悪くなっていく作用をするものだということです。(文献1-P283)」▼ |
説明2(製作方法) | 「キツネの頭骨、ヤナギ(文献2-P157)」▼「狐のことをチロンヌプ(我ら殺すもの)といいますが、その頭骨をホイヌサパと同じようにしてイナウで包み、キムンシラッキと呼ぶ神としてまつります。(文献1-P282)」▼ |
博物館資料No. | NAH-M-19910818 |
収蔵場所 | 平取町立二風谷アイヌ文化博物館 |
文化財指定 | 国指定重要有形民俗文化財 |