粥杓子

種別・分類 食べる(食器等)
アイヌ語名 サヨカス
sayo-kasup
和名 粥杓子
サイズ(mm) 長480 幅125
材料・材質 なら・しな縄・どすなら。1955年頃・二風谷・萱野茂作。
製作者 貝沢コタンレアシ
収集(製作)時期 1955~/昭和30年代前半
収集(製作)地域
説明1(使用場所・方法) 「ルルカスプはプシニ(ほお)の木で作られた汁用の木杓子です。汁には肉や魚、そして山菜がどっさり入れてあるので、粥用のサョカスプよりはやや大きめに作ってあります。(文献1-P221)」▼「昔は穀類が少なかったので、肉汁や魚汁を主食として生活していました。肉汁を先に食べ、その後、口なおし程度に粥を少量食べました。木杓子なので肉汁用の杓子を使って粥をつぐとオプラク(汁味する)といって嫌われるので、必ず汁用杓子と粥用杓子は区別して使いました。(文献1-P221)」▼
説明2(製作方法) 材質はホウの木か。▼「小型の杓子は、アイヌ語でカスプニ(杓子になる木)というえりまき(まゆみ)の木で作ります。しかし、この木はあまり幹が大きくならないので、ルルカスプのような大型の杓子を作るときは、手近にあってしかも木質が軟らかく、いやな臭いのないプシニで作ります。(文献1-P221)」▼「エリマキ(文献2-P96)」▼▼
博物館資料No. NAH-M-19910256
収蔵場所 平取町立二風谷アイヌ文化博物館
文化財指定 国指定重要有形民俗文化財

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