種別・分類 | 食べる(食器等) |
アイヌ語名 | シトペラ sito-pera |
和名 | 団子作りに使うへら |
サイズ(mm) | 長504 幅73 |
材料・材質 | 木製 |
製作者 | 不明 |
収集(製作)時期 | 1955~/昭和30年代 |
収集(製作)地域 | |
説明1(使用場所・方法) | 穴が開いているのはすくうのに使いやすい。▼「シトペラとは、大きい団子を切ったり、大きな鍋の中から団子をすくうのに用いる道具です。(文献1-P221)」▼ |
説明2(製作方法) | 材質はイタヤカエデか。▼「シトペラを作るのにはトペニ(いたや)やプシニ(ほお)の木などが用いられました。これらの木は弾力性があり、木目が細かいので水やお湯に漬けてもふやけにくいし、いやな臭いもないので、シトペラのようなものを作るのにもっとも適しているのです。いたやの木かほおの木をたてに割って厚さ一センチ、幅十一センチ、長さ五十六センチくらいの板を作ります。柄の部分は持ちやすいように細く削り、使ったのち壁などにかけられるように柄の先に丸く穴を開けます。板の中央には鍋から団子をすくうときに水切れをよくし、すくいやすくするため細くくりぬき、それに思い思いの彫刻をほどこします。(文献1-P221.222)」▼「カエデ(文献2-P106)」▼ |
博物館資料No. | NAH-M-19910219 |
収蔵場所 | 平取町立二風谷アイヌ文化博物館 |
文化財指定 | 国指定重要有形民俗文化財 |