種別・分類 | 食べる(食器等) |
アイヌ語名 | ヤラニマ yar-nima |
和名 | 樹皮の器(調理調整用具) |
サイズ(mm) | 最大幅645 高160 |
材料・材質 | 朴。1966年頃・二風谷・貝沢福市作か。 |
製作者 | 萱野茂 |
収集(製作)時期 | 1955~/昭和30年年代 |
収集(製作)地域 | 二風谷 |
説明1(使用場所・方法) | 「ヤラニマというのはかばの木や桜の木の皮などで作られた器です。(文献1-P226)」▼「大きなヤラニマですと、中へ肉切り台を立てて肉を切ることもあり、昔はたいへん重宝な道具であったと思います。(文献1-P226)」▼ |
説明2(製作方法) | 材質はサクラ、ブドウヅル、シナ皮。▼「サクラ、ブドウヅル、シナノキ(文献2-P103)」▼「樹皮をはぐ時期があって、五月から六月にかけての一か月をのがすとうまくはげなかったり、外皮と内皮がばらばらになったりして、使いものにならないことは前にのべました。必要な広さの皮を開いておきます。それに、たとえば深さを二十センチと決めたら二十センチの長さを端から測って、四か所に切れ目を入れます。皮をはいだその日のうちに作る場合は、まだ柔らかいので、切れ目を入れた両端をそのままじわじわと曲げることができますが、たいていの場合は火にあぶって柔らかくして使います。内皮に亀裂が入らないように充分に注意しながら折り曲げます。ロには内側と外側からぶどうづるを当て、樹皮をはさみこんで、しなの皮でなった細い縄で巻いてとめつけます。(文献1-P226)」▼ |
博物館資料No. | NAH-M-19910247 |
収蔵場所 | 平取町立二風谷アイヌ文化博物館 |
文化財指定 | 国指定重要有形民俗文化財 |