種別・分類 | 食べる(食器等) |
アイヌ語名 | イペパスイ ipe-pasuy |
和名 | 箸 |
サイズ(mm) | 長247 |
材料・材質 | 木製 |
製作者 | 萱野茂 |
収集(製作)時期 | 不明 |
収集(製作)地域 | 二風谷 |
説明1(使用場所・方法) | 「これは食事のときに使う箸で、だいたい長さ二十二~二十三センチ、直径八ミリくらいの大きさに作られ、家族の使う分はそろえてありました。(文献1-P228)」▼「また、人が亡くなったときは、生前使っていた箸を一緒に埋葬します。これは、神の国へ行っても使い道具に不自由させないために持たせてやるのです。(文献1-P228)」▼ |
説明2(製作方法) | 材質はサビタの木であろう。▼「このイペパスイは、トウレプニ(桑)やカスプニ(えりまき)の木を削って作ります。これらの木は堅くて丈夫であり、しかもまっすぐに割れるので削りやすいからです。さらに、これらの木は使っているうちに桑の木はあめ色に、えりまきは象牙色につやが出てきます。それでだれの箸であるか区別するために箸の上端に、マキリで筋を入れたりして長い間大切に使いました。(文献1-P228)」▼「クワ(文献2-P101)」▼ |
博物館資料No. | NAH-M-19910209 |
収蔵場所 | 平取町立二風谷アイヌ文化博物館 |
文化財指定 | 国指定重要有形民俗文化財 |