種別・分類 | 住まう(住居・家具等) |
アイヌ語名 | ホヤイケニ ho-yay-ke-ni |
和名 | 尻をふくための木 |
サイズ(mm) | 長206~227 |
材料・材質 | 黒・紋。京都産か金沢産か。1955年頃・荷負・萱野コワワッテ(貝沢善助預かり)所有。 |
製作者 | 萱野茂 |
収集(製作)時期 | 昭和51年 |
収集(製作)地域 | 荷負 |
説明1(使用場所・方法) | 「ホヤイケニ(尻ふき木)は、紙のなかった時代に便をした後の尻をふくために用いたものです。二谷善之助さんが子供のころ、まだちり紙はもちろん紙そのものが少なく貴重であったため、とどまつやえぞまつの木のホヤイケニをたくさん作って、便所に置いてあったという話を聞かせてくれました。(文献1-P249)」▼ |
説明2(製作方法) | 「イタドリ(文献3-P181)」▼「これは善之助さんの指導を受けて作ったものです。松の木を長さ十二~十三センチくらいに切り、それを薄く割って、さらに幅二~三センチの柾に割って作りました。この他に、秋、霜が降りてからいたどり(たで科の多年草)をとってきておき、これを割って使うこともあったそうです。(文献1-P249)」▼ |
博物館資料No. | NAH-M-19910660 |
収蔵場所 | 平取町立二風谷アイヌ文化博物館 |
文化財指定 | 国指定重要有形民俗文化財 |