ござを止めるピン

種別・分類 住まう(住居・家具等)
アイヌ語名 シンニヌ
sir-nin-p
和名 ござを止めるピン
サイズ(mm) 長275
材料・材質 萩製
製作者 萱野茂
収集(製作)時期 1977~1978/昭和52~53年頃
収集(製作)地域 二風谷か
説明1(使用場所・方法) 「ハラキソの側、つまり家の南西面には、東寄りにイトムンプヤラ(イ=それ、トムン=光る、プヤラ=窓)、西寄りにヌプキクタプヤラ(汚れ水を捨てる窓)と二つの窓があって、これらの窓も入口も夜はシキ(鬼がや)とシキナ(がま草)を重ねてイテセニ(編み機)で編んだすだれプヤロッキ(プヤラ=窓、オッ=入る、キ=すだれ)やアパオッキ(アパ=戸、オッ=入る、キ=すだれ)やトマをかけてふさぎ、壁も内側からシンニヌプという萩の木をU字形に曲げて作ったピンで、トマを刺しとめて張りめぐらせてありました。(文献1-P109)」▼「おばあさんたちの話では、直径三寸(九センチ)くらいのかや束を直接上の上へ並べ、その上に簀を敷き、簀の上にトマというがま草で編んたござを敷いたということです。かや束、簀、ござを三重に敷くと座がふわふわするので、やはりシンニヌプでそれを締めるように押さえてありました。(文献1-P109)」▼
説明2(製作方法) 材質はハギ。▼「萩の木をU字形に曲げて作ったピン(文献1-P109)」▼
博物館資料No. NAH-M-19910545
収蔵場所 平取町立二風谷アイヌ文化博物館
文化財指定 国指定重要有形民俗文化財

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