火つけ炭入れ

種別・分類 住まう(住居・家具等)
アイヌ語名 シントコ
kar-pas-sintoko
和名 火つけ炭入れ
サイズ(mm) 高100 径40
材料・材質 桜樹皮・ぶどうづる・しな。1955年頃・二風谷・萱野茂作。
製作者 萱野茂
収集(製作)時期 1977/昭和52年
収集(製作)地域 二風谷
説明1(使用場所・方法) 「こんなわずかな火花を受けて、それから火を作るためのもっとも火のつきやすいものとして、いつの時代にだれが作りだしたものか分かりませんが、さるのこしかけという堅いきのこを焼いて炭を作り、その炭を粉にして用いてきました。カラパシはかなり古い時代から使われていたようです。カラパシに火種ができると、それを乾燥させたチキサニ(和名はるにれ、北海道方言あかだも)の根で吸って火を移し、この火を北海道でがんびといううだいかんばの木の皮に取って火をたきます。えぞまつの枯れた細い枝先を集めてふところであたため、手のひらでよくもみほぐしてたきつけると一発です。チキサニの根は髄が太く、乾燥させるとちょうどストローのようになっています。(文献1-P90)」▼
説明2(製作方法) 「サクラ、鉄、サルノコシカケ(文献2-P108)」
博物館資料No. NAH-M-19910583
収蔵場所 平取町立二風谷アイヌ文化博物館
文化財指定 国指定重要有形民俗文化財

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