種別・分類 | 奏でる・遊ぶ(楽器・芸能用具) |
アイヌ語名 | セイピラッカ sey-pirakka |
和名 | 貝で作った下駄(遊戯具) |
サイズ(mm) | 紐長1700 貝・幅118 |
材料・材質 | ほっき貝製 |
製作者 | 萱野茂 |
収集(製作)時期 | 1972~1977/昭和47~1977年頃 |
収集(製作)地域 | 二風谷 |
説明1(使用場所・方法) | 「子供たちはその縄のはじを左右の手に持ち、つけ根のところを足の指にはさんで貝の上に乗り、手足をともに動かしながら走りまわって遊びます。その音がちょうど下駄の音に似ているので、セイピラッカ(見下駄)という名前がつけられたものです。また、走った跡が馬の足跡に似ているので「馬だ、馬だ」などと、子供たちにとってはけっこう楽しい遊び道具でありました。(文献1-P253)」▼ |
説明2(製作方法) | 材質は、ホッキ貝と、縄はチポプテニペシ。木灰で煮たシナ皮。▼「ホッキガイ、シナノキの樹皮(文献2-P135)」▼「これも子供の遊具の一つです。貝のなかで大きいほっき貝の貝殻に萩の木を焼いて穴を開け、その穴に縄を通して作ったものです。(文献1-P253)」▼「私が住む二風谷村は、海から二十キロも離れたところにあるので、貝殻もなかなか手に入りにくく、親たちが海へ行ったときにおみやげとして持ちかえってきて、それで作って子供たちに与えたものでした。(文献1-P253)」▼ |
博物館資料No. | NAH-M-19910745 |
収蔵場所 | 平取町立二風谷アイヌ文化博物館 |
文化財指定 | 国指定重要有形民俗文化財 |