口琴

種別・分類 奏でる・遊ぶ(楽器・芸能用具)
アイヌ語名 ムック
mukkur
和名 口琴
サイズ(mm) 長135 幅12
材料・材質 竹製
製作者 未確認、萱野茂か
収集(製作)時期 不明
収集(製作)地域 二風谷
説明1(使用場所・方法) 「ムックリ(口琴)は竹で作った楽器で、これは大勢で演奏するというものではなく、ひとりで鳴らして楽しむものです。(文献1-P254)」▼「鳴らすときには振動弁につけた糸を右手に持ち、左手の小指と薬指に糸をかけて、親指の背のところを頬に固定させます。ムックリをくわえこむような形に口を開けて、糸の端に結びつけた細い棒を右手の中指と薬指の間にはさみ、手首の力を抜いて右手を軽く引くと弁が振動します。それを、口腔を広く開いたりせばめたり、あるいは肺の奥までも共鳴させるようにして、さまざまな音色を出して楽しむことができます。昔は、雨だれの音とか小熊が親を慕う甘え声を真似るなど、じょうずに弾きわける人もいたということでしたが、今の人々は楽器が多すぎてか、このムックリをじょうずに鳴らせる人は少なくなりました。(文献1-P254)」▼
説明2(製作方法) 「根曲がり竹(文献2-P159)」▼「北海道では真竹がないので、根曲がり竹を用いて作りました。竹を薄く削り、中を細いU字形にくり抜いて振動弁を作り、そのつけ根に糸をつけただけの簡単なものです。(文献1-P254)」▼
博物館資料No. NAH-M-19910757
収蔵場所 平取町立二風谷アイヌ文化博物館
文化財指定 国指定重要有形民俗文化財

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