平取地域イオル再生事業
活動型イオルとして、川筋に広がる森林をイオルの森に設定し、アイヌの人々が中心となって活動を実施します。既存施設や他の事業とも連携してイオル再生事業を進め、アイヌの伝統的な文化の伝承と普及啓発をはかる拠点づくりをめざします。
- 【イオルの森】
- 二風谷地区町有林約210haと苗畑の造成。オヒョウ等アイヌ文化有用樹木等自然素材の育成
- ■ 樹木や草本などの自然素材の確保が持続的に可能となる即時利用型のイオルの森を創造
◆ 択伐施業を繰り返し階層構造の複雑な森林へと誘導
◆ 不足する樹木や草本の育成技術の確立と要員の養成
- 【コタンの再現】
- 二風谷アイヌ文化博物館周辺町有地にコタン(集落)を再現した伝承活動の拠点の場づくり
- ■ 自然素材の採取/加工/利用を通した伝統的な文化活動の実践の場としてコタンを再現
◆ チセ等伝統的建造物の復元と暮らしにかかわる生活民具や祭具の複製と要員の養成
◆ イオルの森や水辺空間から供給される自然素材等を加工・利用した実践活動の展開
- 【水辺空間】
- 沙流川の水辺空間。ヨシ等のアイヌ文化有用植物の自然素材採取育成= 水辺のイオルの再生
- ■ チセの復元や生活民具の複製及び伝統料理に必要な自然素材や食材の栽培
◆ モセウシ(カヤ場)の再生とアマムトイ(雑穀畑)の形成と栽培
◆ カヤやアマム(雑穀)等の育成技術の確立と良好な状態での維持管理と要員の養成